そもそも犬の散歩はだいたいのコースが決まっていて、時間もそんなに長くはしない。シニア犬なので激しくも無く長距離を歩く訳でも無い。犬も人間も惰性で散歩しているような気にさえなる。そうなってしまうと目的が犬の用足しだけになり、面白くも何ともなくなる。自分が犬と同じぐらいのシニアだったら、もう少し違った考えになるかもしれない。
実際、散歩の時間になると、どこからともなく犬を連れた老人達が一斉に散歩を始める。話し込む人たちもいる。これが犬友達といわれるものか。いやちがうな、小さい子のママ同士の友達は「ママ友」だからこの場合は飼い主の友達で「飼い友」か。僕は残念ながらまだその領域には達していない若造である。一人でとぼとぼと散歩をするのだ。
しかし楽しみを見つけないことには面白くないので、今まで何度も歩いているコースを歩きながらじっくり観察している。木の生え方とか虫とか家の造りだとか、そういうのをじっくり見ながら歩くことにしている。すると今まで見えていなかったことも見えてくる。また近所に売り物件が出た時には、コースを少し変更して、観に行ったりしている。
また、最近はα7IIに単焦点レンズを付けてやったこともあって、それを持ち出し日常を撮ったり、近所の犬を撮らしてもらったり、自分の犬の「いい写真」を撮ったりして楽しむようにしている。そう言えば子どもが小さい時に一緒に散歩していた時も、こうやってカメラをぶら下げてことあるごとに写真を撮っていたなあと思い出す今日この頃である。
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